今回の下克上列伝は、ゲスな男の物語。
<下克上列伝とは?>
僕のナンパ講習を通し「恋愛」「人生」を逆転させた話をストーリー形式で紹介していくものです。
過去のストーリーはコチラ↓
今回のデータ
・31歳
・妻子持ち
出張中の女性のホテルでSEX
「即りました!」
講習生用のグループラインでの報告。
「おおお!」
「おめでとうございます^^」
他の講習生からの祝福メッセージ。
即った講習生が写真を送る。とあるビジネスホテルの廊下だ。
「ここ、どこですか?笑」
「即った子が滞在してるホテルです笑」
「まじすか!笑」
彼がストリートで声をかけた女性は出張中だった。ホテルに滞在していて、コンビニにシャンプーを買いにいくところだった。
「泊まってるホテルにシャンプーないから」
「そうなんだ。ついでにビール飲もうよ」
「ビール飲めない」
「何飲めるの?」
「チューハイ」
「じゃあ俺買ってあげるよ」
そうやってホテルに一緒に入ったらしい。
「隣の部屋に上司がいるから、しないよ?」
そこから和み直し、SEX。上司が隣の部屋でくつろいでいるのに。
女性が滞在してるホテルで即る、というのは非常に官能的だが、これを成し遂げたのは、今年31歳になる既婚者だ。
美人な嫁と、その間にもうけた可愛い息子。その存在がいても、彼はストリートナンパを始めた。講習を受け、スキルを上達させ、今も新規の女性を狩っている。
今回は、既婚者がナンパを始め、ゲス男になっていくストーリーを紹介しようと思う。
家庭もってもナンパする
愛する妻と子供がいても、ナンパしたい。そう思う男性は多い。今回の彼もその1人だ。
彼は結婚前のナンパ経験はゼロ。ナンパを始めたのは子供ができた後だ。
ナンパを始めたきっかけは、嫁にある。嫁がなかなかの美人だったのだ。今の嫁と付き合えたのは、たまたま相性とタイミングが良かったからである。
そしてめでたく結婚することになる。しかし、周りの心無い友人からは、こう言われた。
「なんでこんな可愛い子と、お前なんかが結婚できるんだ」
「もっと他にいい男がいるだろ?」
「釣り合ってない」
そう言われるたび、彼は心の中で激怒した。腸が煮えくり返る思いだった。
友人も悪意で言ったわけではないかもしれない。でも、そういった発言をスルーできない自分。侮辱に聞こえた。
「絶対、こいつらを見返してやる」
「俺は可愛い彼女を作ろうと思えば、いくらでも作れるんだ」
「ぐうの音も出ないほど、完膚なきまでに、俺の凄さを思い知らせてやる」
なぜここまで思ったのか。彼の学生時代に遡る。
通院した学生時代
小学生の時は比較的友達も多く、人気者だった。
しかし、中学に入って一変。急に周りの目が気になり始めた。
高校に入ると、女と目を見て話せないレベルまで達した。完全な対人恐怖症だ。最終的に、心療内科に通院して治療するくらいだった。
「これじゃダメだ!大学デビューするぞ!!」
大学デビューを決意した彼。入学式は金髪で臨んだ。
大学では多くの飲み会が行われる。人見知りの自分に鞭を打って、行ける限りの飲み会に参加した。
そこで何とか、対人恐怖症を克服。だんだんと自信がつき、彼女も作ることに成功。そこでは充実した4年間を過ごすことができた。
社会人の憂鬱
しかし、人生は思うようにいかない。
社会人になってから、急激にモテなくなったのだ。
大学時代は、比較的リア充なコミュニティにいた。そのコミュニティに入ること自体が、魅力になっていたのだ。
でも社会人になれば、そんなコミュニティはない。「個」の力で戦わなくてはならない。
自分の弱さを痛感した。自分がいかにモテないかを。
だからこそ、
「なんでこんな可愛い子と、お前なんかが結婚できるんだ」
「もっと他にいい男がいるだろ?」
「釣り合ってない」
といった発言が彼には刺さったのだ。図星だったからだ。
ストリートナンパとの出会い
こうして彼は、結婚して子供を産んでから、自分の男としての価値を上げるためにストリートナンパを始めた。
当時はナンパブログと、ナンパ教材「TAV」を頼りにナンパしていた。
理論的なことは理解したが、結果は出なかった。もっと実践的なノウハウが必要だし、頑張るための環境が必要だからだ。
そうした背景があり、彼はもてゾウのナンパ講習に申し込んでくれた。
既婚者ナンパ師の覚悟
既婚者がナンパすることは大変だ。相当な覚悟がいる。
まず嫁に外出理由を作ることが難しい。家族には、「会社の飲み会」「休日出勤」と言って街へ出た。
それでも出撃できたのは、平日の夜と、休日の夜の2日間だけ。2日ある休日のうちの1日は、家族と過ごす時間だ。
小遣い制だったため、お金のやりくりにも苦労する。最終的にクレジットカードを使って、こっそりナンパ費用を捻出していた。
家族がいながらナンパするには、時間的にも金銭的にもハンデがあるのだ。
でも、だからこそ、集中できた。
「もう、やるしかない」
待つ家族がいるため、絶対に終電までに帰らないといけない。タイムマネジメント能力が上がった。「何時までに居酒屋に連れ出して、何時までにホテルに行くか」を常に逆算して考えるようになった。
さらに他の講習生仲間も、尋常じゃないくらい活動している。それに感化される。自分はもっと頑張らないといけない。
さらに追い込むため。「3ヶ月で5ゲットできなかれば、ナンパをやめて家庭に尽くす」という約束を僕と交わした。こうなると、もう必死だ。教える僕も必死だけど。
2日間しかない活動時間で、集中力を研ぎ澄ます。当然、地蔵してる暇なんてない。ネガティブなことを考える暇もない。
そして彼は、無事3ヶ月で5ゲットすることに成功。
最初に述べた出張中の子や、自分より高身長のモデル体型の女もゲットできた。
ゲス男へ(笑)
ストリートナンパほど、男の「個」の力が試される場はない。
精神的な弱さと向き合いながら、誰からの助けも得ず、歯を食いしばって、ターゲット女性に声をかけていく。
こうすることで、男としての自信は少しずつ養われていくのだと思う。
彼も少しずつ自信をつけて、コンプレックスから解放されつつある。今の目標は「嫁がいながら100人斬り」だそうだ。彼の戦いは続く。それにしてもゲスい。
息子は4歳。いずれは親子でコンビナンパする日が来るかもしれない、らしい。
だとしたら、ゲスの極みだ。
1990年生まれ。早稲田大学卒。経営コンサル会社で3年働き、2017年4月に専業ナンパ講師として独立。
23歳まで恋愛経験ゼロの童貞。モテない自分を変えるため、ストリートナンパで彼女を作ることとを決意。大量の情報収集と70人のナンパを経て、念願の彼女ゲット&童貞卒業を果たす。
そこから狂ったようにナンパにハマり、何十人もの女性と関係を持つ。この4年間で、声をかけた女性は2万人以上。デートした女性は300人以上。会社員時代の最高月間ゲット数は13人。常にキープが5人前後。恋愛にかけた自己投資額は200万円以上。
安定して結果が出せるようになった2016年からは、僕と同じように非モテに悩む方を1人でも減らすために、ナンパや恋愛の指導をさせて頂いている。
僕のナンパストーリーや、独立に至った経緯はコチラ。
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